HITACHI shaver

 お出かけ専用に充電式電気髭剃りを用意する事を思い立ち、国外使用もある事だしと100V/200V両用の物を探し、地方の電気屋さんでも手に入れやすかった日立製旧来デザインの物を手に入れた。1996年の事である。その後金環食騒ぎの年まで16年、月数回の国内お出かけや、ウルムチ・上海・北京・ウクライナ・キエフ・シンフェロポリ(ヤルタ)・モスクワ・パリ・ワシントン・ロサンゼルス・ボストン・トロント等々で便利に使用してきた。表側下部のスライドスイッチで電圧を設定する構造なのだが、忘れてしまって国内100V設定のまま220Vコンセントへ差し込んだ事も数度。煙が出て故障するかと思いきや、さすがに日立製、大事に至らずに使い続けてきた。

 ここに至って長年の使用で剃り味が落ちてきた事もあり、何とかしなくてはと思案する事数年。我が街に時々トラックでやって来るイベントホール貸し切り雑貨格安セールの中に、すっかり同じデザインのコピー品が有り、コピーされる程に定番なのだと妙に納得しそそられたりもしていた所、我が地方に軸足を置いた家電量販店折り込み広告の数量限定期末セール品で日立純正の同系デザインの物が目についた。セール当日の午後スゴスゴと出向くと、旧来デザイン故か1個のみ売れただけで残っており、無事ゲット。写真右側が長年の使用品で左が今回入手品。さすがに基本骨格は同じものの、電圧設定スイッチ位置などは微妙に変化している。なによりも、刃のデザインがすっかり一新されており、切れ味に期待。

 電気髭剃りはドイツメーカーに感化された国内勢が、あれやこれやの新技術投入、デザイン、刃数の多さでしのぎを削っているが、オーソドックスな内容で長年作り続けてくれている事に感謝。


Return